ParamneSia

旅とか本とか、そんな記憶

Italy(8):ヴェネツィア2日目

 ゴンドリエーレの撮影も終わっているので、ヴェネツィアでのミッションはあらかた終了。あとは街撮影だけという余裕なスケジュールなので、集合はのんびりと12:00。
 仕事の都合でM氏とは本日お別れなので、「ACIUGHETA」でランチ。海外経験がほとんどないので、ホテルのチェックインだのあれやこれやの手続きを任せていたので、M氏がいなくて無事に帰国できるのだろうかと心配になる。ゆっくりと食事をしたあと、O氏と街の撮影に繰り出す。
 カードはあるものの、手持ちの現金が少なくなってきて心細くなっていた。わたしがお財布係なので「ごめんなさい、現金貸して?」とは言えない。到着した昨日は日曜だったので鉄道駅近くの両替屋さんを使ったのだけど、べらぼうな手数料を取られてしまった。経費とはいえ、非常に悔しい。今度こそきちんと両替しようと銀行へ向かう。
 ところが、この銀行がとてもくせものだった。入口が二重ドアになっていて、ひとりずつしか入れない。しかも、防犯ブザーが鳴って開かない。なんでM氏がいる午前中にしなかったのか!と後悔しつつあたふたしていると、モニター越しに係員の人が説明してくれる。しかし、何を言ってるのかよくわからない。しかし、ここで諦めるわけにはいかない。他の人を観察してわかったのは、どうやら大きな荷物は持って入れないらしいこと。荷物を持っている人は、ロッカーに荷物を預けて入っている。なるほどと、ロッカーに荷物を預けて、パスポートと財布だけ持って、再度トライ。無事に銀行へ入ることができました。しかし、なんだかんだと30分ほど時間がかかってしまった。
 読者プレゼントをもうひとつ買わないといけないので、撮影をしつつよさげな店を探す。ヴェネチアンガラスの店で、可愛いペンダントトップを発見。読者分を確保したら、次は自分とお土産分を購入。街をぶらぶら撮影して、お疲れ様でしたとビール休憩をしてホテルへ戻る。

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路地で見かけたネコ。目つきが悪いね。

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コインランドリーが、ちょっと近未来っぽく見えた。

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 18:00にホテルのロビーに集合して、リアルト橋近くの「Ristorante Al Carbon」で食事。その後向かったのは、なんとカジノ。ホテルの近い場所にあるので、せっかくなので行ってみようということになったのだ。
 カジノでは男性はジャケット着用が義務つけられている。持ってない人には、有料で貸してくれる模様。入口でパスポートのほか、撮影禁止なのでカメラも預ける。カジノはスロットマシンのほか、カードゲーム、ルーレットがあるけれど、あまり広くない感じ。カジノといったら、きらびやかな雰囲気で、ジェームス・ボンドのように粋にスーツを着こなした人々がいるのだろうと思ってたんだけど、そんな雰囲気まったくなし。ルーレットの周りには中国人が群がっていて、なんだかわいわいうるさい。O氏は「盛り上がってるね!」と楽しそうにフロアに向かっていく。わたしは「なんだアジア人がほとんどじゃないですか。ジェームス・ボンドはどこにいるの????」としょんぼり。K氏とバーコーナーでカクテルを飲む。しょんぼりしすぎて、賭ける気持ちがなくなったわたしは、結局遊ばず仕舞い。しばらく遊んでたいというO氏を置いて、ふたりでホテルへ戻ることに。
 外に出て空を見上げると、皓皓とした月がとてもきれいで。迷路のような入り組んだ石畳の街を、K氏と話をしながらゆっくりと歩く。ちょっと映画のようなシチュエーションで、心が弾む。さっきのしょんぼり気分はどこへやら。いい気分になって、眠りに就く。

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