ParamneSia

旅とか本とか、そんな記憶

Italy(6):フィレンツェ3日目

 フィレンツェでのメイン取材は終了しているので、街撮影でうろうろと。
 「サンタ・クローチェ聖堂」でミケランジェロの墓碑を見学し、「サン・マルコ広場」、「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)」などを回る。「ジョットの鐘楼」に上がると映画版『冷静と情熱の間』みたいなフィレンツェらしい写真が撮影できるのだけど、414段の階段を登らないといけない。エレベーターもない。しょうがないので、うんうん言いつつ登る。げんなりしつつ思い出したのは、ヴァチカンでサン・ピエトロ大聖堂の屋上に上がった時のこと。最初の方は階段の幅も広くて、疲れて立ち止まっても後ろの人に先に行ってもらえるのだけど、最後の最後は螺旋階段の上から垂らされたロープをつかんで上がらないといけない。スペースも狭くて追い越してもらうことも無理。列を滞らせないようにぜいぜい言いながら必死で上った。前の人がへばって列が詰まった時は、自分のせいじゃなく堂々と休めたからうれしかったなぁ。

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ミケランジェロの墓碑。ここには、マキャベリロッシーニガリレオ・ガリレイなどの墓碑もあった。

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サンタ・クローチェ教会の付属美術館の『生命の木と最後の晩餐』タッデオ・ガッディ作。

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ドゥオモのクーポラ(ドーム)を下から撮影。

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ヴェッキオ橋。金製品と革小物がわんさか売られている。

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カフェで休憩。

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ドゥオモ近くの市場の様子。海外は果物が安いのが素敵。

 

 街並の撮影はだいたい撮影できたけど、フィレンツェの街を遠くから一望した写真が撮りたい。中心部からアルノ川を渡ったところにある「ミケランジェロ広場」がいいとアドバイスをもらい、散歩がてら向かう。ゆっくり歩いて30~40分と聞くが、なだらかな上り坂になってて次第に身体にこたえてくる。しかもものすごい日差し。「広場に着いたらビールとか売ってないの?」とか言いながら、ぜいぜいと向かう。げんなりしつつ到着すると、きらびやかに着飾った新郎新婦が記念撮影をしていた。フィレンツェの美しい景色、真っ青な空を背景に、純白のドレスが映えること映えること。そしてとびきりの笑顔がなんともまぶしい。思わず疲れもふっとぶ。いやー、幸せパワーってすごいやね。

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頑張ったかいあって、素敵な眺め! フィレンツェに行くなら、ぜひ足を伸ばすといいと思う。その時は、是非タクシーやバスで!!


 花嫁さんも撮影させてもらい、川越しの街並みも無事撮影でき、中心街へ戻る。暑いし、甘いもので元気をチャージしたいねとジェラートを購入。大好きなピスタチオ味を選んでおいしいねと満足したのもつかの間、あまりの陽気に溶け出して、食べるのが追いつかない!! しかも、おっちゃんがサービスサービスとやたら盛りをよくしてくれたの で、ぼたぼたぼたぼたこぼれてくる。しかも、その日に穿いてたのが白いパンツ。食べようと手を近づけるとぼたりと落ちてくるのでうかつに食べられない。他の観光客につけてしまわないように道の隅っこで腕を最大限に延ばしてジェラートを滴り落としながらゴミ箱を探してうろうろする羽目になったのでした・・・あぁぁぁ。おいしかったのに半分も食べられなかった・・・・。

 一度ホテルへ戻り、シャワーを浴びてべったべたの手も綺麗にする。食事まで時間があったので、買い物ゾーンへ繰り出す。NANNINIで鞄を見ているとショップの店員がやたら話しかけてくる。「どこから来たの? いつまでいるの? どこへ行ったの?」と、買い物に関係ないことばかり! なかなかイケメンだったけど、わたしは鞄が見たいのようぅぅ。数少ない自由時間なんだから好きにさせて・・・と思うも、おしゃべり攻撃がまったくやまない。あきらめて店を出る。なんだかぐったりモードでホテルへ戻りみんなで食事。明日は、最終目的地・ヴェネツィアへ移動!

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 イタリアはどこに行ってもパスタがおいしかったのだけど、それを痛感したのがこの日のランチ。今日は手軽に食べようとホットドッグを看板メニューにしたビアハウスに行ったのだが、「やっぱりパスタが食べたい!」とO氏がパスタをチョイス。ホットドッグの店のパスタなんておいしいの?って避けたのだけど、これが絶品だった。「イタリア人のパスタにかける情熱を侮るべきじゃなかった」と、イマイチ残念な味のホットドッグをもそもそ食べたのでした。やはり、旅行に行ったらその土地の料理を食べないとねぇ。