ParamneSia

旅とか本とか、そんな記憶

Italy(1):成田→ミラノ

 初めての海外出張。しかも、10日間。海外なんて大学の卒業旅行でしか行っていないし、英語も話せない。心強いコーディネーターM氏がいるとはわかっていても心細い。同行は、作家のK氏とカメラマンのO氏。ふたりとは国内取材で何度か同行しているし、信頼している頼もしい存在。きっと珍道中になるだろうけど、頑張って行ってこよう。

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 8:00すぎに家を出て9:00発のNEXで成田へ向かう。10:00に空港へ到着。すでに空港に送っていたスーツケースを受け取り、荷物を詰め直していると、メール。遠距離中の彼から「絶対に死ぬなよ」と。大げさだなぁと思いつつも、心配してくれてるんだなとほっこり気分。K氏、O氏と合流し、いざ出発。
 フライトは、12:55発のアリタリア787便。ひとり1台モニターがあるので、ゲームのピクロスをしてたら酔いそうになったので、おとなしく読書。持ってきたのは澁澤龍彦の『滞欧日記』。澁澤が初めての海外旅行でつけていた旅日記を書籍化したもの。簡潔な言葉だけど、必要なことはしっかりと書かれている。こういう文章書けるようになりたい。

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 18:25にミラノ・マルペンサ空港に到着。到着ゲートでM氏と合流。タクシーでホテルにチェックイン。我々のホテルは、メトロ3号線Repubblica駅近くにある「Hotel Windsor Milano」。K氏のみ取材予定のホテルに宿泊するのでみんなでタクシーで移動。荷物を置いたらいい時間だったので、ドゥオモに近い「ガレリア」(Galleria Vittorio Emanuele II)にある「Café Royal」で食事。ギャルソンは陽気な人で、我々が日本人とわかると大阪人に教えてもらったと「オオキニ!!」と言って笑う。とりあえずは、無事に合流できましたねと乾杯。明日以降のスケジュールを確認して、ホテルへ戻る。2:30ごろ就寝。

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翌日に撮影したガレリア。天井が高いので、単なるアーケードを超えた空間になっている。プラダの本店があったり、ボルサリーノがあったりとブランド通りでもある。