ParamneSia

旅とか本とか、そんな記憶

2014年6月の読書日記

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1794ページ
ナイス数:47ナイス

サッカーデイズサッカーデイズ感想
サッカー好きのお父さんが、娘が通うサッカーチームのコーチとして頑張る話。Web連載時から読んでたけど、ほんとこの人、単なる書店営業マンでなく、作家の感性があるのだなぁと思う。表現がわかりやすくも、詩的で素敵。サッカー本なのかもしれないけど、子育て中のお父さんの成長物語でもあるし、過去を振り返るセンチメンタルなエッセイでもある。自分のことを頼りなさげに書いてるけれど、いざという時には頼りになるいい男なのだなぁととても思う。「がんばろう!」と大きな声で言わないところが、子育てに悩む人たちに受け入れられそう。
読了日:6月2日 著者:杉江由次


僕だけがいない街 (1) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (1) (カドカワコミックス・エース)感想
違和感を感じると少し前の時間に戻る能力「リバイバル」を持つ藤沼悟。小学生の時、近所で誘拐事件が起き、犯人が自分の信頼する人だったというトラウマを持つ。久々に母親に再会するが、かつての誘拐事件の真相に近づいたことにより母親が殺されてしまう。母親を救おうとリバイバルを引き起こしたが、飛んだ先は小学校時代だった…。どうなっていくんだろうという展開が面白い!お母さんのキャラが好きだったので、最初で死んでしまうのが残念。心に届く言葉も多い。「自分が何もない者、つまらない者であることを確認してしまうのが怖い」とか。
読了日:6月4日 著者:三部けい


風光る 35 (フラワーコミックス)風光る 35 (フラワーコミックス)感想
いよいよ大政奉還! その事実を知らず、新規隊士を集めつつ、旅を続けるトシさんがちょっと切ない。新規隊士の相馬と野村が、物語に絡んできそうで楽しみ。野村はセイに興味を持っていたようだし、中村みたいな存在? 総司とセイのいちゃいちゃは少ないかなと思ったけど、四六時中一緒にいるのでその必要もないってことかな。周りからは夫婦に見えてそう。 病状が少しよくなったとあるけど、信じていいのかしら????不安。
読了日:6月4日 著者:渡辺多恵子


僕だけがいない街 (2) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (2) (カドカワコミックス・エース)感想
雛月が母親から虐待を受けていた事実が表面化。虐待死という運命を変えるべく頑張る悟。28歳のくせに、雛月の言葉や表情にどきまぎしているのがなんかかわいい。知識はあっても、当事者になると、大人の対応ってできないよね。どんどん謎が膨らんでいく感じで、楽しみ。そして、やっぱりお母さんがいいキャラクターだなと。
読了日:6月5日 著者:三部けい


僕だけがいない街 (3) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (3) (カドカワコミックス・エース)感想
悟の努力もむなしく雛月が殺され、リバイバルも終わり、現在に戻ってきてしまう。行く場所のない悟をアイリが匿うものの、今度はアイリが殺されかけ、その容疑までも悟にふりかかる。「君がいてよかった」的なふと思った言葉を言ってしまうのはいつからなんだろう?特に好きな女性相手に出てるような。そんなことができるなら、もっと性格変わってそう。ピザ屋の店長とも面識がある市議の西園が真犯人??
読了日:6月8日 著者:三部けい


僕だけがいない街 (4) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (4) (カドカワコミックス・エース)感想
雛月が児相に保護されて、とりあえず落着? 雛月を守る最終手段として、廃棄されたバスにかくまっていた悟を「よくやった」と言えるお母さんがすごいな。そして、悟の変化に気付くケンヤ。別人とまでは思ってないだろうけど、多分自分が一番賢いと思っているだろう彼が悟に抱く気持ちってどんなんだろなと邪推してみたり。今のところいい関係だけど、崩れる日はくるの? 崩れたとしたら、孤立無援できびしいか。雛月は助かったけど、ヒロミは助かるのかな? 誰も彼もがあとで裏の顔を見せるんじゃないかと、ドキドキさせてくれるのが楽しい。
読了日:6月9日 著者:三部けい


四国八十八ヵ所つなぎ遍路 (ベスト新書)四国八十八ヵ所つなぎ遍路 (ベスト新書)感想
資料として。大変だろうけど、全部歩き通す気はないけど、やってみたくなってしまう。
読了日:6月25日 著者:家田荘子

 

 


平成娘巡礼記―四国八十八カ所歩きへんろ (文春新書)平成娘巡礼記―四国八十八カ所歩きへんろ (文春新書)感想
大学出たての女の子が書いたとは思えないほど、味のある文体。すごいな。
読了日:6月27日 著者:月岡祐紀子

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